「電氣に頼らない暑さ対策 その2 国産いぐさの置き畳」

2016-05-22 | ほさか式幸せ生活

 最近は、新築の時に和室を作らない方がいらっしゃいますが、後になって「やはり和室を作っておけば良かった」と後悔する方が多いようです。
そんな方には、置き畳がお勧めです。(ラグもありますが)
畳・いぐさの空間はホッとして、落ち着きますよね。

 半畳サイズで好きな枚数を購入して、好きな所に好きなように並べられます。
例えば、4枚揃えて田の字に並べると2畳サイズになります。
一直線に並べたり、真ん中にちゃぶ台を置いてその周りに1枚づつ置いたり、L字型にしたり、2枚だけ使うとか、不要なときは軽いですから、どこにでも持っていって立てかけて収納したり、ととても便利です。
2枚買い足して6枚ですと3畳、さらに3枚買い足して9枚だと4畳半、さらに3枚買い足せば6畳と自由に空間をアレンジできます。
しかも、和室にリフォームするよりもずっと簡単で費用もかかりません。

 小さいお子さんがいらっしゃる方にもお勧めです。
1歳くらいのお子さんは、よく転びますけれども、フローリングだと「ゴン!」と頭を打ちますね。それが置き畳が敷いてあるとクッション性が良いので安全です。
もう少し大きくなってくると、足をドンドン踏み鳴らしたりします。フローリングだと、響きますし音もうるさいですが、置き畳が敷いてあると響きませんし、静かです。
オムツを変えてあげる時も板の上よりも良いですね。
いぐさの香りは、リラックスして集中力もUPするということで、成績もよくなるという実験結果もあります。

 大人でも共通するのは、夏は汗をかきますが、汗に対しての消臭効果も認められていますし、例えば体操やストレッチ・ヨガをする時にも畳の上だとマットなど不要で心地良いです。
梅雨時は湿気を吸ってくれて、冬乾燥すると湿気を放出してくれて、有害物質は吸着してくれますから、快適にすごせます。
加湿器・除湿器・空気清浄機の機能を電氣代0円で、しかも勝手にやってくれるわけですから、こんなに良いものはありません。

 フローリングは木の種類によりますが、大抵のものは冬は冷たくなってしまい、置き畳のほうが暖かいですし、断熱性があって、冷暖房の効率もUPしますから節電にもなり、年間通してお使いになれます。

 置き畳は、手軽に和の空間を作ることができ、普通の畳と違って軽いので持ち運びも楽ですし、裏には滑り止めもついています。使ってみると、「こんなに便利なものはない」と思います。
畳の色もお好みで選ぶことができ、市松模様に置いたり、変化を楽しめます。

日本では「道」がつくもの、柔道・茶道・華道などはみな、畳の上で行なわれてきました。
日本の素晴らしい伝統文化・先人の知恵や工夫を繋いでいきたいと思っています。

写真は置き畳を2色で6枚と3枚、計9枚4畳半のサイズで敷いた例です


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