誰にもバレていなかったと思いますが、ラーメンを食べながら、開校からの4年間を思い、泣きそうになっていました。
昨日3月18日、ほんもの寺子屋終業式の前に、生徒達が、麺・スープ・メンマが自家製という味噌ラーメンを保護者・講師に振舞ってくれました。お店が出せる次元の美味しさで、感激しました。
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10年位前から、日本の教育を根本的に変えなければ、日本=子ども達の未来は厳しいものになる、と思い、寺子屋の構想を練ってきました。
感染騒動の真っ最中、2021年4月に開校し、当初から講師も生徒も素顔で授業を行っています。
デジタル化も推進していません。試験も通知表も宿題も制服も校則もありません(十五訓はあります)。
常軌を逸した感染対策を子ども達に強制する学校。
にもかかわらず、ほとんどの保護者が声をあげない、立ち上がらない。教師も保護者も義務教育で育ってきた。
皆と同じでなければいけない。出る杭は打たれる。疑問を持たず、何でも言うことをきく人間を大量生産する制度・組織(システム)。
学校や先生に教育を丸投げしてきた。それではいけない。
「自分達でなんとかする」「困難でも必要なことはやる」「あきらめない」「継続する」
大人が子ども達にそういう姿を見せることこそが教育ではないか。
という考え、想いで、教師の経験も学校を運営した経験もないド素人の私が発起人となり、「ほんもの寺子屋」を開校しました。私などよりも、もっと優秀な方がやってくれれば良いですが、そういう動きが無い。それなら、ド素人でも、子ども達を守るためにもやるしかない。
運営するには、場所、カリキュラム、講師、生徒、お金、この5つが必要ですが、何も無い状態から、ド素人が始めたので、うまくいかなくて当然。
しかも専業ではなく本業をしながらですから、元々ものすごく難しいことに挑戦したわけで、困難・想定外の連続でした。
でも、同志とあきらめずに常に臨機応変、どうしたらできるか、続けられるか、良くなるかを考えてやってきました。
日本や子ども達のために、絶対に寺子屋が必要で、ゆくゆくは全国各地に広まっていけば、そうなった時に本当の意味で日本が甦る、という想いがあるからです。
ここまで続いているのは奇跡だと思っていますが、なぜ続けられているかといえば、「多くの方々のご協力・ご支援」=「協力は強力」です。
講師・顧問・相談役・保護者の皆様、場所を貸してくださる方、寄付をしてくださる方、紹介をしてくださる方など、未熟で力不足の私を補ってくださり、壁を乗り越え、一歩一歩良くなってきました。
本当に有難いです。ご協力・ご支援をいただいた皆様に心より感謝申し上げます。
そして、通ってくれている生徒に感謝です。
感謝。
すぐに結果を求めない。信じて待つ。
継続は力なり。
為せば成る。
あきらめない。
損得を超えて行動する。
志を持って生きる。
利他の精神。
こういう考え・精神(ほんもの寺子屋十五訓の一部)を同志が持っていたことと、忍耐力も、継続できている理由の一つだと思います。
ほんもの寺子屋は、生徒と共に保護者・講師も共に成長する「共育」を掲げています。
私自身、何度も困難に直面してきたことで、多くの学びをいただき、人として成長させてもらえたと思っています。
「難有り」は「有難い」。「大変」なことのおかげで「大きく変われる」ですね。
4月から新年度、5年目を迎えます。
素晴らしい講師の方々が素晴らしい授業をしてくださっていますが、生徒が少なくて、もったいない!
体験や見学もできますので、小中学生でご興味ある方がいらしたら、ご紹介ください。随時、入学も受け付けています。
これからもよろしくお願い致します!
