今月このブログに投稿した2つの記事。
「トレイルランナー志村裕貴さんのお話」
http://www.hosaka-n.jp/art/7316.html
「上甲晃先生のお話」
http://www.hosaka-n.jp/blog/cat03/7326.html
目の手術という事態になり、まさに自分事となりました。
世間から見ると、私を「2代目のボンボン」と見ている方もいらっしゃるかもしれませんが、子ども時代裕福な家庭だったわけでもなく(母は内職をしていました)、大学入学時、アパートに住んでいて、まだ携帯電話などなかった時代で同級生は皆電話をひいていましたが、電話もありませんでした。時給500円位で皿洗いのバイトもしましたし、どうしようもない孤独も味わいましたし、10代の頃は一度も彼女もできませんでしたし、一人暮らしでお金がなかった時もありますし、店も潰れそうな時もありました(休業日も月に2回だった)し、名義は自分ではありませんが多額の借金も返していました。
今でも未熟者ですが、困難や辛い経験が、私を強くしてくれ、成長させてくれましたし、こうならないと嫌・ダメという条件付きではなく、生かされているだけで本当に有難い、幸せなのだ、と心底思えるようになり、壁を乗り越えてきたことで、もっと高い壁がきた時にも、折れない強さやあきらめない精神、骨折や目の手術など「どんなことがあっても幸せ」、という心をもたらしてくれました。
ミスチルの「終わりなき旅」にも、「高ければ高い壁のほうが 登った時氣持ちいいもんな」という歌詞がありますね。
それにしても、ほんもの寺子屋の運営は、ここまできついか、というくらい、想像以上の困難がありました。逆に言えば、とても困難なこと=高い壁に挑戦している、ということだと思います。高い壁だから、困難があって当然と言えば当然です。
やめれば楽ですが、上甲先生の教え=「継続」「10年やって本物」。
過去に辛い経験をしていなければ、とっくにやめていたでしょう。逃げていたでしょう。困難のお陰で、色々な方からご指導やご助言をいただき、学ばせていただくことができました。
力不足の私を、素晴らしい同志が支えてくださり、多大なご協力とご尽力をいただき、山梨県外の方からもご支援(ご寄付)をいただいているおかげで、ここまで継続できていることは、本当に有難いことです。未熟さゆえ苦しい時もありましたが、自分の考え方を変えたことで、同じ状況でも苦しみから抜け出すことができました。
上甲先生が、まさにそのお話「辛い時ほど成長」「難有を有難いに変える」「苦労すると心が育つ」+松下幸之助さんのエピソード(内容は直接お会いした方にはお話します)を先日なさったので、おおっ!と思いました。
志村さんの「苦しいことを体験しないと、限界値を押し上げることはできない」もまさに!で、今の家庭や学校教育では苦しい体験をすることや叱られた経験(「怒る」と「叱る」は違う、と考えています)がなかったり、「やりたくないことはやらなくていい」という風潮もあり、アルバイトをしてもすぐにやめてしまうとか、何かあるとすぐに折れてしまう、諦めてしまう人が増えているように思います。
令和6年も残り2日。
目はまだ治っていませんが、今日という日を生かされ、生きることができていること、とても有難く、幸せです。
今年もお付き合いいただき、お世話になった皆様、目の手術に際しまして、ご心配、お心遣いいただいた皆様、本当にありがとうございました。
心より御礼申し上げます。