私は、全国各地の職人さんのお話を伺う度に、「昔の日本人は凄かった、日本の伝統はすごい!」ということを思い知らされてきましたが、今回の木酢液・炭焼きも同じでした。
日本のトップの炭焼き技術は、世界随一を誇る伝統技術なんですね。
木酢液だけではなく、白炭も取扱いさせていただくことになりましたが、食材を焼いた時に美味しいだけではなく、火持ちの良さと火色の美しさも特徴で、見ているだけでも愉しんでいただける炭だと思います。
戦後日本は何でも欧米化してきましたが、その多くが間違いだったのは明白になってきました。
ある方から「皮膚科に行っても水虫が根治しない」というお話を聞きました。なんのことはない、西洋医学ではなく、日本の伝統の木酢液で治った人がたくさんいらっしゃいます。
木質乾燥の権威、野村隆哉氏が「新型コロナウィルスに対して、1種類のアルコール消毒よりも複雑系の木酢液のほうが有効」だと仰っいました。また、アルコールは、蒸発が速いので散布直後しか除菌効果が期待できず、脱水するため皮膚に付着すると乾燥してしまいます。耐性菌が発生することがあり、芽胞菌や真菌等にはほとんど効果が無いそうです。
新型コロナウィルス対策にも、日本の伝統が優れていた。
どの分野でも同じです。
病院では治らなかった方が、枇杷の葉自然療法で良くなった。
食も和食が一番健康的。
掃除機よりも魔法の箒のほうがゴミが取れる。
洋紙よりも和紙のほうが強くて長持ちする。
包丁も和包丁が世界一。などなど。
いつも「宝は足元に在る」と言っていますが、日本の伝統・先人の智慧と工夫、これこそが世界を救うと確信しています。だからこそ「傳え手」として、日本の伝統の素晴らしさを本や講演、店頭でお伝えし続けているのです。
※「智慧」は進むべき道を照らし出してくれる灯火の如き存在、「和蝋燭は智慧の象徴」とのことです。今までは「知恵」と書いてきましたが、今後は「智慧」を使います。
(つづく)