本日38周年 日本の伝統と本物に守られている

2020-05-01 | 店のこと

 当店は、今日5月1日で38周年(1982年創業)です。
お客様、職人さん、作家さん、関わってくださっている皆様に感謝申し上げます。本当にありがとうございます。

 先日ある方から、「偽物と安物だらけになった日本で、こういう本物を集めたお店が38年も続くって、奇跡ですね」と言われました。

 家族経営の店で、商店街にあるわけでもなく、立地的にも通りがかりで寄るという人もほとんどなく、補助金・助成金もいただいたこともなく、特別な無利子融資なども受けたことはありません(両親が経営していた時期はたぶん、ですが)。
普通に借金をたくさんして営業してきました。
多額の返済と経営方針の間違い、祖父が寝たきりになったり、ということが重なって、存続の危機もありました。
 しかし、バブルだからといって急に売上が伸びることもなく、バブル崩壊・消費税増税(8%まで)・リーマンショック・3.11、など外的な要因により影響を受けることはほとんどなく、地道にやってきました。
 経営方針とお金の使い方が正しくなってからは順調でしたが、両親が立て続けに亡くなり、人生最大の試練を与えられました。店はスローダウンを与儀なくされましたが、生き方を再考する機会をいただきました。

 経営者は不振を外的要因のせいにしない、というのは鉄則です。ただ、消費税10%+コロナ騒動という桁外れの特殊な事情で、今年の売上は昨年と比較すると落ちていますが、経営に支障が出るレベルではなく、今のところは問題ありません。
(著書に、お金に困らない方法を書いていますので、自分が困ったら説得力がないです)
ただ、職人さんや作家さんが物づくりを継続できなくなったり、多くのお客様が経済的な打撃を受け、山梨・日本全体が沈んでしまうことは避けなければ、と考えています。

 38年の奇跡を支えている要因はたくさんあります。
1つは、日本の伝統の素晴らしさと凄さ。
2つ目は、真の本物の圧倒的な価値。

 新型コロナ騒動が起きて、改めて思ったのは、
日本=皆様も当店も、「日本の伝統と本物に守られている」ということです。
 欧米では、死者数が爆発的に増えましたが、日本はそうではありません。
味噌汁・醤油・漬物・納豆・発酵食品・梅干し・海草などの伝統食、家では靴を脱いで帰宅したら手を洗う、シャワーではなくお風呂に入る、という生活習慣。
海外ではしていないけれども、日本では当たり前のことが、日本人=あなたを守ってくれています。

 うちの店の売上が大きく落ちていないのは、新型コロナ対策の「3種の神器」=和紙のマスク・本物の神懸かり的な木酢液・無農薬無肥料の緑茶、が大好評(リピートも多い)だからで、本物に守られています。
和紙も炭焼きも緑茶も1000年以上を誇る日本の伝統。
改めて、日本の伝統、先人・ご先祖様の智慧ってすごいな~、と思い知らされています。

 戦後、欧米の物を取り入れ、古き良き日本の物を捨ててきました。グローバル化してきました。なんでも海外の真似をするのは間違いです。
 日本の世界最高のモノや智慧があるからです。新型コロナへの対処法も日々の暮らし方も。それを活かさない手はありません。
だから、私の講演は、講演を聴いてくださった方が、私が無名にもかかわらず、また企画をしてくださるのです。
 
「日本人が日本のこと・日本の凄さを知らない」
「宝は足元に在る」
「本物との出逢いで人生が変わる」
「本物は人を幸せにする」
「昔へ進もう=自然回帰」

 私の著書の提案を皆で実行すれば、最幸の国になり、日本人が海外に憧れるのではなく、世界が日本に憧れるようになります。
すでにそういう話は耳に入っています。

『「八方良し」を目指して』
これからも実践を続けて参りますので、宜しくお願い致します。

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