木村俊雄さんは、福島第一原発の元エンジニアで、福島原発の内情を見たり、記録装置を作ったり、と現場を精通している方です。
2011年3月11日の東日本大震災により、4号機の配管は津波ではなく地震で壊れ、1分30秒後には原子炉を冷やさなくなっています(写真)。津波が来るずっと前なのは明白です。
当時、政府は、「メルトダウンはしていない」と発表していましたが、3月12日の午前0時40分にはメルトダウンが始まっていた、とのことです。政官財メディア=国会議員・官僚・東京電力・テレビ・新聞は、信用できない、国民の健康や命を守ろうとしなかったことがわかります。
津波ではなく地震で壊れたのは非常に重要な問題で、何故かというと、現在原発再稼働してしまっていますが、これは3.11の事故は、「地震ではなく津波が原因」という前提で再稼働がされているからです。「地震が原因」ということになれば、再稼働できないのです。だから、原子力村は地震が原因ということを隠蔽し続けているのです。