原発・再エネ・オフグリッド19 大人としての責任

2020-01-09 | その他(2021年6月19日以前)

 万一のことを考えるのが危機管理ですが、制御不能の事故が起きた時に、日本がどうこうというレベルではなく、「人類滅亡」という最悪の危険がある原発を選択するということ自体が、危機管理能力が無いと言えます。しかも、地震大国日本で。
 制御不能の事故が起きれば、歴史上最悪の罪となります。

 人類が滅亡しても誰も責任を取りませんし、取れません。

あまりにも無責任です。原発を推進してきた人だけではなく、原発再稼働に賛成するのは、人類が滅亡しても構わないと言っているのと同義です。私は責任が取れないことは賛成しません。再稼働は有り得ない選択です。

 昔と比べて戦後は、見たくないものは見たくない、考えたくないことは考えたくない、今さえ良ければ、自分さえよければ、自分の本心ではなくお金や保身のために立場で発言・行動する・長い物に巻かれる人が多くなりました。

日本を弱体化するために、そのように日本人が改変され、高い生活コストや長期ローンを組まされたり、富は海外に流出、可処分所得は減り続け(負担は増え、収入は増えず)たり、構造的にもそのように仕組まれています。

 正月から原発の記事を書いても何の得にもならないどころか、損ばかりなのは承知していますが、このままでは後世の人達=子どもや孫達から、「平成時代は日本の歴史の中で最悪の選択をした時代=人達だったね」「3.11の事故が起きたのに再稼働したんだよ。信じられない」と言われることになるでしょう。
戦時中の日本を非難する人もいますが、事実を比較すればとんでもない話で、日本人の精神という点で言えば、今が一番酷い状況だと思います。

 しかし、日本の・侍の精神を持つ人も少なからずいらっしゃいます。
結果はどうあれ、「平成時代にも損得を考えず、反対した大人達がいた」という事実は残す必要があると思っていますし、もういい加減立ち上がらないと、日本が終わってしまいます。
 美しい日本、日本の伝統・自然という点からも、もっともそぐわないのが原発と言えるでしょう。

 木村さんも同じ想いだと思います。
原発がどういうものかを誰よりもご存知だからこそ、自分の身の安全よりも、本心や良心に従って活動していらっしゃる。日本だけではなく、人類の問題なのです。

「ひっくり返す」しかないと思います。
令和は、まともな社会・日本にしませんか?

※写真のように海外では原発を廃止しています。
(つづく)


戻る