今日から、私の処女作
『「八方良し」を目指して 日本・山梨を元氣に! すべては知ることから始まる』について、連載していきます。
まず、「八方良し」は私が考えた言葉ですから、聞いたことがないと思います。もちろん、本のなかでも説明していますが、重要なタイトルなので簡単にご説明しておきます。
「八方美人」という言葉もあるように、「八方」=全方位、ということです。
一般的には、「三方良し」という言葉があり、「作る人・お店・買う人」の3者ともに喜ぶ、という意味で使われます。
「八方良し」はそれをさらに広げて、「作り手」「使い手」「傳え手・繋ぎ手」「環境」「地域」「日本」「世界」「子ども=未来」、数えると「八」になりますが、この八方すべてに良い、という意味です。
例えば、「作る人・お店・買う人」の3人とも喜んでも、環境に悪影響を及ぼす商品は「八方良し」ではありません。ですから、当店の品は自然素材が大半で極力化学的な物を避け、人や環境に優しい品々を集めてご提案しています。
また、「八」は末広がりで縁起の良い数字ですし、 古代の日本においては聖数とされ、八重桜・八百万(やおよろず)のように「たくさん・数が大きい」という意味もあることから、たくさんの人が幸せになるように、という願いもこめての言葉です。