甲府店42周年&保坂紀夫・竹の造形美術館開館

2024-04-28 | 店のこと

5月1日で日本の匠と美ほさか甲府店は42周年となります。また、令和6年の竹の造形美術館の開館は翌日の5月2日(木)~で、こちらは18周年になります。合わせると42+18=60周年ということで区切りが良い年かと思っています。
共に永く継続していられるのは、ひとえにお客様・職人さん・作家さん、他にも関わってくださるすべての皆様のお陰です。本当にありがとうございます!

美術館開館中の5月~9月は、甲府店は休業となります。休業期間中に甲府店に来店ご希望の方は、前日までに電話でご予約ください。

この20~30年、伝統工芸の職人さんはどんどん減っています。当店の取引先でも、世界最高品質のモノを作っているのに、ここ数年で廃業されて取扱いができなくなった品もいくつかあります。モノの分野でも、外資や外国製品の圧倒的な宣伝力により、日本の物造りは危機的な状況ですが、日本の足元の宝を次世代に残せるよう、繋げられるよう、店や美術館・講演体験会などで、その素晴らしさや価値を傳え続けています。

保坂紀夫・竹の造形美術館開館は、亡き父・保坂紀夫が残した奇跡的な竹の造形美術作品の数々と、世界最高のMade in Japan(館内ショップにて)が同時に見られる、唯一無二の場所です。今年は9月23日(月)までの開館で原則2日前までの事前予約制です(準備があるため、前日キャンセルは半額・当日キャンセルは全額キャンセル料をいただきます)。
昨年は私の骨折により、約1ヶ月半休館、再開後も車椅子での解説となり、ご迷惑をお掛けしました。

初めてご来館の方には、私(保坂浩輝)が、竹の作品の解説ツアーをした後に、保坂紀夫の生前の映像をご覧いただき、その後に私が選りすぐりの工芸品の解説・体験ツアーをさせていただきます(計2時間半・定員8名様まで、2名様以上で開催)。
工芸品のツアーは、五感をフルに使った体験をしていただけます。竹のツアーも工芸品のツアーも、初めての方は驚きの連続となります。両ツアー共に、どんな内容なのか想像がつかないと思います。他ではできない体験ですし、映像も貴重です。私=息子が保坂紀夫の作品の生解説ができるのも私が生きている間だけです。未体験の方は、私が生きているうちになるべく早めにお越しください(笑)。
日本に生まれたなら、ましてや山梨に生まれたなら、お住いなら、一生に一度は父の作品展示を体感してください。

詳細は、美術館のホームページでどうぞ。
http://www.bambooart.jp/
予約可能な日については、フェイスブックページ
https://www.facebook.com/profile.php?id=100057206269846
やインスタ
https://www.instagram.com/nihonnotakumitobi.hosaka/
でお知らせする予定です。

写真の作品「希望の卵」、通称「蝶が舞うランプ」は、世界の美術史上、最高傑作の1つだと思っています。
360度、蝶々の影が出るのに、網目は蝶になっていないのです。他にも奇跡的な作品があります。父は生前、「俺が評価されるのは死んでからだ」と言っていました。私が生きているうちに、どこまで評価を高められるか、私に課せられた課題かと思います。
過去にご覧いただいた方々から、「世界の至宝」「神の領域」「人間国宝以上」というご感想をいただいているように、保坂紀夫は、「世界最高傑作を生み出した作家」、県外・海外の方に「山梨・日本の誇り」と皆さんに自慢していただく価値がある、と考えています。


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