米国の医師が記者会見で主張をご紹介します。
死者を増やさない、医療崩壊を起こさないための冷静で合理的な意見だと思いますが、会見動画は削除されたそうです。言論統制です。
「症状がない人は、引きこもらなくてよい。無自覚に人に移してしまうことを心配するなら、それはインフルエンザだって同じ。」
医師のこのご意見は特に重要だと思います。
『コロナ閉鎖は今すぐ解除すべき』
■アメリカの医師が記者会見で主張
ーアメリカの勇気ある医師たちの訴えを聞いて欲しいー
記者会見で取材を受けたのは、カリフォルニア州のふたりの医師、ダン・エリクソン(Dr. Dan Erickson)とアルティン・マシヒ(Dr. Artin Massihi)。ウィルス性の呼吸器感染症の臨床医として40年の経験を持つ。
「未知のウィルスが発見されて何もわからなかった当初は、慎重な行動を取ることも必要だったが、数ヶ月が過ぎ、いろいろなことがわかってきた今、ロックダウンを続けることは害の方が利よりも断然大きい」というのが二人の意見。
記者会見の場で、ロックダウンが正当であるという方向になんとか持って行こうとする記者陣の態度は、攻撃的・感情的ともいえるものだったが、ふたりの医師は終始冷静で、ひとつひとつの質問やコメントに対し理路整然と明快に回答した。
この記者会見動画を見た人たちの感想(Youtube内のコメント)は一様に「記者陣が論破された」「明らかな記者陣の負け」と医師たちに軍配をあげるものだった。「ステイホーム」に疑問をもつ日本在住の日本人も「これだけ頭脳明晰の人たちが、ロックダウンは意味がないと 明確に発言してくれて、久しぶりにすかっとした。」と言っている。
ふたりの医師は、ロックダウン政策をしているノルウェーと、していないスウェーデンが比較にふさわしいとして両者のコロナ感染率や死亡率の統計値を比較して示している。
そして、ノルウェーの方がわずかによい値を示しているものの、ノルウェーで隔離政策によって生じている失業、石油会社へのダメージ、医師不足等々の深刻なダメージを考えたとき、この僅差は、決して隔離政策を支持するものにはならないのではないかと言っている。
医師の主張
●新型コロナウィルスの広がりは予想以上に早かったが、致死率は予想以上に低かった。
●発症者の96%がリカバーする。4%は死亡しているがすべて合併症(肺気腫、腎炎、リウマチ、心臓病、HIVなどの免疫不全)で死んでいる。
●隔離というのは、症状のある人にすることであって、健康な人にすることではない。
●これほどの人権を奪うような行為をするからには、よっぽどの理由がなければならないが、今まで挙げられているのは科学的根拠のない仮説ばかりである。
●医学における決定はデータに基づいて行われるべきである。20年間、臨床にあたっていない専門家が机上の理論でああしろこうしろと言うのは簡単なことである。
●経済活動をストップさせて、2年かけてすべての人がワクチンを摂取するまで待つことは非現実的。その間に生じる経済的打撃をはじめとする、家庭内暴力、自殺、強姦、児童虐待、アルコール依存症、あらゆる問題はどう処理するつもりなのか。
●何より、病院が通常業務を行える状態に戻さなくてはならない。現在、隔離されている医師や看護婦を現場に戻さなければ、病院が回らない。
●症状がない人は、引きこもらなくてよい。無自覚に人に移してしまうことを心配するなら、それはインフルエンザだって同じ。
●インフルエンザと同様に扱うのが適当である。つまり症状のある人だけが自宅で安静にすればよい。
●地元の保険当局長と話したが、彼も、隔離解除宣言が出るのを待っている。なぜなら隔離解除のために必要なデータはそろっているからだ。
●まずは子供たちを学校に戻すところから始めよう。そしてカフェやレストランを再開し、様子をみながらイベントも再開していこう。