たろう屋さんの記事

2019-07-06 | 八方良しを目指して

 6月22日に私(店主)の講演を開催してくださった長野県のたろう屋さんが6月29日に以下のような投稿をしてくださいました。とても有難く、嬉しいです。

『先週の講座でご紹介した保坂浩輝さんの著書「八方良しを目指して」(税込3,240円)

内容は保坂さん自身が30年、日本の伝統工芸の現場、想いから見えてきたこと、足元の宝を未来をつなぐ事、社会の在り方をまとめられたものです。

保坂さんの職人が好きだ、応援したいという思いを込めるために初めての著書なのに「箱付き上製本」。価格も専門書並み。結果「今時、こんな本を創る人はいない」と言われるとか。

でも職人さんの仕事を伝える、販売するというお店をしている以上、どうしても自分が伝えたいことをこの形にしたかったという保坂さんの情熱は何か自分に訴えるものがありました。
箱に紙を貼る作業、本を糸で綴じる作業、見えるところに布で飾りをつける作業、全て職人の手によってなされています。外箱の印刷は活版印刷。デジタルの波に押されて少なくなってしまった仕事を保坂さんの情熱で、再度本づくりに活かしました。手に取ると味わいというか、手にしっくりくる感覚が確かにあります。誰かが頼まなければ、誰かが伝えていかなければ本当に無くなってしまう仕事です。

本好きの人には一度は手に取って見て欲しいと思います。』


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