「八方良し」を目指して』のご感想 11 天野令子さん

2018-06-12 | 八方良しを目指して

 先月『幸せを引き寄せる金星星座』を出版された天野令子さんと、先週の朝会で何年振りかでお目にかかり、なんとその日に私の本のご感想を2度!送ってくださいました。出版社から本を出すと当然ですが出版社で広告宣伝をしてくれますが、私の本は自費なので自分で色々とやらないといけないわけで、このように感想を寄せていただけるのはとても有難いです。

 『保坂さん、素晴らしい本をありがとうございます(╹◡╹) 早速読ませて頂きました。 保坂さんとお話ししてるようで、清々しくて、気持ち良くて、素晴らしい本ですねー (╹◡╹)
お父さまとお母さまが亡くなられたこと、知りませんでした。大変でしたよね。
モノもヒトも出来事も、丁寧に、大切に生きることを心がけていきたいと思います。』

 その後、「ブログで紹介するなら、ちゃんと書きます」と送ってくださった2回目が以下です。めっちゃ嬉しいですが、ちょっと褒め殺しかも(笑)。お返しに今度天野さんのご本をご紹介します。

 『わたしが育った時代は、高度経済成長期。使い捨ての時代でした。最新のモノ、たくさんのモノを持つことが豊かであり、みんなが競って「持ちモノ」を増やしていった時代。少しでも安いものを探し、壊れたら直す方が高いから直さずに新しいモノを買い、まだじゅうぶん使えるけれど、より便利なものに乗り換えていく。

 世の中の拝金主義にどっぷり浸かっていたわたしは、そのことになんら疑問を感じていませんでした。今思うと、たしかに、そのおかげで技術は進歩したと思いますが、わたしたちは、モノだけでなく、人に対しても、「使い捨て意識」を持つようになってしまったのではないでしょうか? いつも不安を抱え、なかなか自信が持てず、心が満たされない人が多いのは、そんな一因もあるんじゃないかなぁと思います。

 幸せとは感じるものであり、丁寧にモノと関わることで、モノとともに、幸せを生み出していく。そんなことを教えて下さったのが保坂さんでした。保坂さんの丁寧な生き方に 感銘を受けたわたしは、今すぐ全部は変えられないけれど、何か1つ「本物を持ちたい!」と思い、つげのブラシを購入しました。今思うとちっとも高くないんです。(笑)
でも、6年前のあのときのわたしにとっては、とても高価なものに感じ、すごーーくドキドキしたことを覚えています。

 でも、あれから、事あるごとに、あのブラシにチカラを頂きました。こころがザワザワしていても、髪を整えるとスッとしてくるんです。今は、なぜそうなるか? が少しわかります。本物には、作る人の誇りや伝統、智恵、想い、そんな「幸せを願う気持ち」が込められていて、それを使うときに、受け取ることができるんですよね。だからこそ、穏やかでふくよかな、豊かな気持ちになるんだと思います。そして、そんな気持ちを感じ始めたわたしは、「わたしマメでないし、器用じゃないから、大切にできるモノも人も多くないから、本当に大切なものを大切に生きていこう!!」 と、思うことができたのです。
それまでは、まず、たくさんの人と関わらないと幸せになれないと思っていたんですよね。だから、いろんな人に気にいってもらえるように、背伸びをしたり、自分じゃないものになったり…。自然にしていて心が動く、縁のあるモノや人を大切にするようになろう!! そんな風に生き始めてから、格段と幸せになりました。

 大切なものを大切にする生き方がこの本には丁寧に語られています。
わたしが、つげのブラシから、本当に自分の生き方が見つかったように、この本から、「何かが変わる!」そんな人がたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
ぜひ、保坂さんの丁寧な生き方に触れてみてくださいませ。』


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