今日は2年前に亡くなった母の命日です。母が生前お世話になった方々に、改めて御礼申し上げます。本当にありがとうございました。
前回、影山さんの著書「ゆっくり、いそげ」 の紹介をした時に、次回グッときたところを紹介します、と書きましたが、それは
経済学の教科書では、「仕事に人をつけよ」と教えられるが、クルミドコーヒーさんでは「人に仕事をつける」ことに挑戦していて、スタッフの人達が「替えのきかない存在」になり、卒業するとお店は大事な何かしらを失っていく。
前回、影山さんの著書「ゆっくり、いそげ」 の紹介をした時に、次回グッときたところを紹介します、と書きましたが、それは
経済学の教科書では、「仕事に人をつけよ」と教えられるが、クルミドコーヒーさんでは「人に仕事をつける」ことに挑戦していて、スタッフの人達が「替えのきかない存在」になり、卒業するとお店は大事な何かしらを失っていく。
という内容です。
経営を安定させるには、「仕事に人をつける」ほうがいいけれども敢えてその逆をいく。それが、クルミドコーヒーさんの個性となり、一過性ではないファンが増えて、経営が成り立つ一つの要因になっているのだと思います。
うちの店でも創業から34年間働いてきた母は、当然替えがきかない存在でした。
その母が、何の前触れも無く突然亡くなり、準備も引継ぎも何もできておらず、物心両面でかつてない大打撃を受けました。これだけは絶対に起きてはいけないし、夢にも思っていなかったことでした。
2年経った今も、母がいたころと比べると大幅に速度を落としての営業で、休みが多く休業日と知らずにご来店なさるお客様も多く、ご迷惑をおかけして本当に申し訳なく思っています。
経営者としては危機管理がなっていない、という評価になるかもしれません。
でもいいじゃないか、と思っています。
誰も母の替わりはできません。こんな運営方法でもご理解してくださり、来店してくださる皆様のおかげで継続できています。とにかく続けていこうと思います。
心より皆様に感謝しています。そして母にも。
やっぱり、泣いてしまいますね。