元旦に書いた「一燈照隅」と同義の上記題名は、比叡山延暦寺を開かれた伝教大師・最澄の著書『天台法華宗年分学生式』より出典したものです。
「径寸」とは金銀財宝のことで、「一隅」とは今あなたがいる場所。
「お金や財宝は国の宝ではなく、家庭や職場など自分自身が置かれたその場所で、精一杯努力し、明るく光り輝くことのできる人こそ、何物にも変えがたい貴い国の宝」という意味です。
日本人は精一杯生きていますが、多数の人が自分で自分の首を絞めることを良いことだと思い込まされて行動・選択(子どもを義務教育に通わせること、お金の使い方・使う場所などが大きな問題)し、「八方塞がり」になっているので、「八方良し」の行動・選択に転換するよう本や講演会でお伝えしています。
令和5年のテーマを「一燈照隅」にしたのは、理由があります。
私は国際政治専攻でしたから、20代の頃から日本の危機は感じていました。
「日本は海外から取り入れなくていいものを取り入れ、守るべきものを捨てている」ということは当時から言っていましたし、海外に行ってみて、「日本人はすごい損をしている」と感じ、「日本を元氣にすることを人生の目的(目標ではありません)」と定め、私達日本人が幸せに暮らせるにはどうしたらいいか、日本を守るにはどうしたらいいか、ということを30年以上調べ、考え続けてきましたが、日本がどんどんまずい方向へ行くので、危機感は強くなるばかりでした。
2012年に私が考えていた以上に日本は危機的状態になっていることに氣付き、「この状況を放置すれば、とんでもないことになる」「大人が学ばなければ、家族や子ども達を守れない」と思い、とにかく皆さんに知っていただかねばと、2013~2015年まで3年間、複数の医師の方々や整体師の西田聡さん、岡本よりたかさん、船瀬俊介さんなど様々な講師をお招きし、甲府市で大人向けの講演会を開催していました。ほぼ毎月企画・主催でしたから毎日3~4時間睡眠で、今考えると「よくあんなことやったな」と思います。
手前味噌になりますが、この3年間の講演会でテレビ・新聞の情報を鵜呑みにしてはいけないと氣付いた山梨県民はそれなりの数、いらしたのではないかと思いますし、講演に参加してくださった方々と繋がって山梨でコミュニティや寺子屋を立ち上げるための議論や意見交換を何度も重ねてきたおかげで、それが実現しています。
フェイスブックを始めたのは2012年だったと思います。その頃から子宮頸癌接種のことなど政治や社会問題について投稿していました。当時ほとんど反応なかったので、コ口ナのお陰でだいぶ変わりました。
2013年まで竹の造形美術館は父が自分で運営していましたが、2014年から私が運営することになり、さらに志事が増えました。
その後、2016年に何の前触れもなく突然母が永眠、2017年には父も、と予想外の早さで2年連続で両親を亡くし、厳しい時期もありましたが、2017年12月に長年の悲願であった「八方良しを目指して」を遺言のつもりで出版(2015年に大西つねきさんと出逢い、つねきさんの著書「希望」も本の中で紹介)し、同題名の全国での講演会も毎年回数が増えていきました。
2016・17年には、「日本のインテリアを考える1・2」に、インテリアデザイナー澤山乃莉子さん、鉄のアーティスト上野玄起さん、などとパネリストとして招かれ登壇。
2017年には夢甲斐塾塾長の白倉信司さんに依頼され、共学実践塾を立ち上げ共同主宰となり、2ヶ月に一度の勉強会を今も続けています。塾主催で2019年6月に岡本よりたかさんの講演会「種は誰のものか」を、10月には木村俊雄さんの講演会「原発・再エネ・オフグリッド」を甲府市で開催しました。
2018年9月には、「田舎のパン屋が見つけた腐る経済」の著者・タルマーリーの渡邉格さん、「ゆっくりいそげ」著者の影山知明さんをお招きして3人で、「八方良しを目指して」出版記念講演として「持続可能な共生循環社会の創り方」を開催しました。
2020年にコ口ナ報道禍・対策禍が始まってからは日本の最大の危機ゆえ、約1年間毎日朝晩2回のコ口ナに関する投稿(2年目からは毎日1回投稿)、啓蒙ちらし3種類・「コ口ナを終わらせる暦」の制作、「八方良しを目指して」の講演回数もさらに増え、コ口ナに特化した講演も2021年5月に本間真二郎医師とコラボ講演「コ口ナ新常識」を、2022年6月には呉市の谷本誠一議員と講演会「命・健康・子ども・自由・人権を守るために~間違った対策からの大転換~」を、10月にはこれからの生き方を提案する講演会「自然に還ろう」を岡本よりたかさん、本間真二郎さん、原伸介さんと開催しました。さらに雑誌・新聞の連載も寄稿しました。
自分でも驚いたのが、2021年1月14日の投稿「コロナ新常識 / 戦争を終わらせるための行動・情報」
https://www.facebook.com/kohki.hosaka.5/posts/pfbid02dRCciN7C3Ud2Dvd6DcpHnHueWinzQtZdNve49DyjZgv12sJPBi9HosWJmn8Y7CYkl
は一時2200シェアとなり(なぜか今は2150シェア)、ツイッターなど他の媒体でも「バズッた」とのこと、元投稿が私ということがわからない状態で拡散されまくったようで、異常が極まった状態の中、これだけでも一矢報いる意味があったかと思っています。
来店されたお客様の接種を止めたことも何度もありますし、対策が間違っていることをアピールするためのバッチ・絵馬・扇子もデザイン・制作したり、「日本の宝を守る会」も立ち上げ(手が回らずあまり活動できていませんが)、2020年には地元山梨でコミュニティ、一昨年2021年に子ども向けの寺子屋を立ち上げ、今に至ります。
上記のように様々な活動を地域・日本・子ども達を守るために必死で目一杯10年間やってきました。
このような活動ができたのは、多くの皆様にご協力をいただいたお陰で大変感謝しています。
一人で数人分の活動をしてきたので、この10年は、自分のことはもちろん、家族や家のこと、時には本業のことも後回しにして時間や労力を割いてきました。母の突然死は、その影響もあったかと思います。直近の10年間、後悔することはほとんどありませんが、母にもっと色々としてあげられなかったことだけは悔いが残っています。
今年(令和5年)からは、今回の題名「径寸十枚これ国宝に非ず、一隅を照らすこれ則ち国宝なり」で、自分や家のこと、家族のこと、リアルに関わってくださる方、地域のこと優先で暮らしていこうと思います。FBでの投稿の効果(リアルのほうが重要・効果大)も鑑み、投稿は減ると思いますが、リアルで傳える機会を増やしたり、ネットラジオや紙媒体の発行などは検討しています。
「八方良し」を目指していくのは変わりませんので、これからも宜しくお願い致します。
奇跡の大逆転劇を起こせるよう、繋がって力を合わせ、楽しみながら、「一燈照隅」で進んでいく所存です。