我慢と辛抱

2016-11-21 | ほさか式幸せ生活

 一昨日、初めてお逢いした方から
「雇用して教えるのだけど、皆続かないんですよね」という話を伺いました。
 
 11月16日のブログ
【とんでもないところに行く唯一の方法】
http://www.hosaka-n.jp/blog/cat03/3492.html
『今は「辛抱」という言葉をあまり聞かなくなりました。長年の間には厳しい時期もあり、そこを辛抱できる人が減っているように思います。継続は簡単ではないからこそ、続ければ差をつけることができるのです。』
と書いたように、今は、すぐに結果を求め、結果が出ないとすぐにやめてしまう、という傾向があるように思います。
 
それは「我慢と辛抱を混同したことから起きている」のではないかと思うのです。
 
「やりたいことをやろう」「やりたくないことを我慢する必要はない」
「やりたいことだけやればいい」
ということがよく言われ、教育現場でも「我慢と辛抱の違い」が認識されていないように思います。
長い人生、ずっとやりたいことだけをして生きていけるでしょうか?
やりたいと思っていなかったことがその人に向いていた、を好きになる、から学べることはないでしょうか?
 
そもそも「我慢」「辛抱」って何でしょうか?
 
私が考える「我慢」は
理不尽なことを耐える、それをしても上達などしないこと。
例えば、満員の痛勤電車。
 
同じく「辛抱」は、
意味があること、それをすれば上達したり、継続すると良い結果を生むもの。
例えば、職人になるための修業。
 
 上記の意味で、我慢はしなくていいと思いますが、時に辛抱することは大切で必要だと思います。辛抱して継続すると、とんでもないところへ行けるのですから。

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