説明会が今日9日と12日ということで、林さんの記事を急いで共有です。
「12月9日 13時30分~ 八ヶ岳自然文化園
原村の心ある人たちが立ち上げた「八ヶ岳水とメガファーム考える会」主催で北海道のメガファームの事情を知る人をゲストに迎えた勉強会があるようです。
12月12日 10時〜原村中央公民館」
1 補助金に依存する問題
2 根拠がない数字やデータを作り上げて、物事を進める (コロナ・リニア等と同じ)
3 自然・環境破壊
1、2については、山梨県でも甲府中心街・南アルプス市の事業など結果がすでに出ています。誰も責任取りません。
悪循環への道ではないでしょうか?
「知って、考えて、行動したい」
その通り!日本のすべての問題について足りない点だと思います。
「八ヶ岳中央農業実践大学校がメガファームを誘致する計画をしているということで、説明会に行ってきました。
農業実践大学校は、原村・茅野市の境目の場所にあり、標高も1300m程度の高い場所にあります。ここで、何かあったらすべての水、土に影響が及ぶのは誰にでも想像がつくような場所なのです。
内容としては
・農業実践大学校は、事業仕分けで国からの補助金がなくなったあと、経営が逼迫しており債務超過状態
・補助金はもう難しいため、事業を誘致して立て直したい
・現在、日本の酪農状況は酪農家の減少により厳しい状態で、それをメガファームにより補っていく流れ。その流れにのり、本州の酪農を救う事業価値があるもの
・事業自体は、茨城県のメガファームの第一人者、瑞穂農場と共同で行っていく
・事業で生産する牛乳は本州で販売が見込め、堆肥は近隣農家やホームセンターで販売。需要は十分ある
ということでした。
いろんなことを思いましたが、個人的な懸念点は
・そもそもの事業主体がはっきりしていない。はっきり開示されていない
→何かあったときの損害賠償、保証など誰がどう、責任をとるのかがそもそもはっきりしていないため、ここからふわっとなる。
・災害はもとより、長期的視点の事業リスク情報がすべてにおいてはっきりしていない。把握しているかも微妙。
→災害が起こった時どうするの?何か環境に影響があったときどうするの?という懸念に対し、瑞穂農場の技術があるから大丈夫、との一点張りで、そこを超えたところについての言葉はなく、そももそもそこは、誰もわかっていなさそうな印象でした。
また、そもそもの事業リスク。今後、酪農家は減少するかもしれませんが、人口も明らかに減っていくので、今、事業の主軸としている牛乳の販売、堆肥の農家、周辺のホームセンターでの販売は明らかに減っていくと思われる中で、どこまで長期的視点で事業を考えているのか。
さらに、撤退することになった場合、どのような撤退手法で、誰がどうやって施設を活用していくのか。その視点がまるっと抜けている。
誰もいなくなった、というときに巨大施設と牛たちだけが残るという危険性に対し、おそらく、瑞穂農場もメガファーム経験年数からいうと経験していないと思われるリスクに対する対策、方針が全くきこえてこなかった。
・学校の経営とメガファームとの関連性が希薄、明確ではなくそもそも学校再建がメガファームにより可能なのか不明
話を聞いている中で、非常に根深いなと思ったのは、そもそも補助金ありきの事業構造で、大規模な施設事業を始めてしまったそもそもの大学校であることに加え、その大型施設自体をもてあましている状況の中、解決策が人口減少に対しての効率化事業が解決策であり、それが農水省、つまり国の方針に沿っているということ。
これは、まさに、原発、メガソーラーと同じ構造で、だれも数十年先のことがわからず、「技術が安心」という一点張りで撤退リスクのことは示されないということです。
これがなくなったら学校自体がなくなるよね。そうしたら、今度はどんな変な企業が買いに来るかわからない。
それでも、このメガファームはあまりにも環境的なリスクが大きすぎるし、現段階ではリスクが把握されていない、開示されていない。
やっぱり、国政って生活と直結してる。日本のあちこちで、起こっている問題が、近くで起こってきた。
そういうことなんだなと。非常に深い、闇をみた感じです。
それでも、自分にできることを、探したい。そして、これは、住民がジブンゴトになっていかないと厳しいなと思ったのでした。
原村、茅野市だけでなく、諏訪湖、そしてその水の流れが影響していく地域。
すべての人たちにとってタニンゴトではないこの事業。説明会にまずでてみてほしいです。
知って、考えて、行動したいものです。
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林さんは約1年前に私の店にいらした後に同じブログで紹介をしてくださったので、そちらもよろしければ。
「日本の匠と美ほさか@甲府」
「日本の素晴らしい、最高峰のものを集めた究極のセレクトショップといっても過言ではない」
「いや、あのですね・・・
実際、商品はお話聞いて触って体感したほうが絶対にいいです」
「ここのものたちの横綱級のラインアップにはただただ感動を覚えるばかり・・・」
「本物との出逢いが人生を変える
は、その通りだなぁと思うわけです」
「世の中を変えたいと思うなら、日常から変えられます」