「まなざしの革命」6 平和の順番&報道の問題8つ&愚かな主権者は危険

2023-04-15 | 社会評論

 「まなざしの革命」ご紹介、6回目です。

「大切なのは平和の順番、まず自分の中の平和。
自分の心が平和でないのに世界を平和にできるのだろうか。自分の平和を脇において、世界の平和は築けない」
「戦争は私達の内側からやってくる
自分自身で内側に平和を生み出せるようになること。どんな状況であっても、その時、その場で安全に穏やかにいられること。現代において、それが極めて難しいのは、常に私達の心へ外部から情報がやってくるから。
私達のまなざしには常に戦争が仕掛けられ、常に平和が脅かされている。情報から身を守るすべを身につけることが私たちにとって必要不可欠になりつつある」
「メディアとは決してニュートラルな立場で情報を伝えるのではなく、政治的な立場の違いや複雑な利権構造と結びついていることに注意せねばならない」
→情報・メディアに心を動かされない、乱されないことが大切です。

「報道の「正確性」「選別」「編集」「立場」「反応」「隠蔽」「出資」「力学」の問題がある」
→とても重要な指摘です。それぞれ詳しくは本をお読みください。


「目の前で見せられた手品にさえ簡単に騙されるのに、メディアに溢れる様々な言葉や画像の真贋をどうやって見極めるのだろうか」

「ディープフェイク技術を使えば、その人が実際にしていない行為や言動まで捏造することが可能」
「「なぜその情報が発信されるのか」というそもそもの前提は見落とされがち。
発信されること自体が世論を誘導しようとしている可能性は常にある
流れてくる情報を多くの人が鵜呑みにすると、皆が一斉に間違えてしまう可能性が高まる」
→騙しのテクニックに長けた人達が情報を流しています。
この辺りのカラクリについては、私と大友剛さんの初コラボ、7月13日午前の「音楽とマジックとお話会」で聴くことができます。


「何も知ろうとせず、何も考えようとしないことは、最も「脆弱」。私たちが自らのことしか考えない愚かな主権者であることはとても危険」

→正しい情報を得ないと、命や子ども達を守れない時代です。
主権者が愚かであれば、まともな政治が行なわれることは期待できず、今まさにそのような状況です。

「情報をフラットに眺めること。どの情報が信頼に足るもので、どの情報が怪しいのかを精査する態度。

何が正しくて、何が間違っているのか自ら確かめようとする努力がこれまで以上に必要になる。そのためには根気と忍耐力、能力を高めなければならない」
→「学ばざる者は滅びる」歴史が証明しています。

「選択肢は与えられているようで、実は1つの答えに行き着くように誘導されている

自ら何かを選択しているとき、自分の意志であると錯覚しがちだが、必ずしも自分の自由な意志とは限らない
日常的に、用意された選択肢から何かを選ぶだけのことがほとんど。
与えられた選択肢から選ぶことになれてしまうと、それ以外に選択肢があることを考えなくなりやすい。
今の時代はあらゆる局面において、自発的に何かを選んだように錯覚させる技術がふんだんに用いられている」
→知らないうちに洗脳・誘導されていることを自覚できるかどうか。

「見えていることの多くは偶然起こるのではなく、水面下で計画されて進められている

報じられる出来事には、必ずその裏側に仕掛けている者がいる。何かが社会現象になる裏側では、綿密に計画が立てられていると考えた方が良い」
→これは常に頭に入れておく必要があります。


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