デジタル・スクリーンに子ども達・日本の未来が奪われる

2024-05-13 | 社会評論

投稿したいことは山ほどあれど、できない日々で、この記事ももっと早く投稿したかったのですが、久しぶりの記事です。
過去にも書いてきたように(以下)、

スマホ・タブレットは脳の発達を止め、老化を促す
http://www.hosaka-n.jp/blog/cat08/7195.html
スクリーンの悪影響の大きさを知らないのが危険
http://www.hosaka-n.jp/blog/cat08/7194.html
デジタル機器の危険性
http://www.hosaka-n.jp/blog/cat08/7183.html

デジタル・スクリーンの危険性を大人が知らない、過小評価していることが、子ども達の未来を奪う=日本を壊すことになる緊急かつ大問題と考えていますので、追加情報を載せておきます。
「大人と子どもは悪影響の大きさがとてつもなく違う」ということを認識する必要があります。

接種問題は危険性を知らない人が8~9割位だったと思いますが、子どもに対するスクリーンの危険性を知らない人は99%ではないかと感じています。過去にも知らないことが致命的な結果や悲劇を招いてきました。10年以上前から、「親や大人が学ばなければ、家族や子どもを守れない時代」と言っていました。大人に危機感がないことが最大の問題です。
学校はデジタル化を推進していますが、
同志と運営している、ほんもの寺子屋
https://honmono-terakoya.com/
では、子ども達を守るために授業でデジタル機器をなるべく使わないようにしています。

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「子どもの脳の育て方」 黒川伊保子著

夜9時以降のゲーム・SNSは禁止
高輝度の携帯端末を凝視すると、眠ってから1時間も視神経の緊張が治まらないことがあるから
息子には、日没後のゲームは禁止した(その時代はSNSはなかった)=(現代ならSNSも)




「脱スマホ脳かんたんマニュアル」アンデシュ・ハンセン著

・アプリやソフトは、何が何でも私達の興味を引くように研究しつくされています。いったん手に取ったら、そのまま画面をみてしまうように開発されている。スクリーン機器は、私達を上手に操ります。スマホから手を離し、他のことをしようとは思えないようになっているのです。

・イギリスの学校で構内でのスマホの使用を禁止しました。その結果、成績が上がりました。16歳前後の学年は1週間余分に学校に通ったほどの効果があった

・タブレットで読むよりも、本で読んだほうがたくさん学べます

・スマホという時間泥棒 問題はそのせいで時間がなくなり、「やらなくなってしまった」ことにある

・私達はスマホやタブレットに小さなドーパミン放出をたくさんもらっています。簡単にもらえるドーパミンに特に影響されやすいのが10代の若者です。前頭葉は25歳くらいになるまで完成しません。つまり若い人のドーパミンシステムは暴れ馬のように突っ走る上に、その馬に乗った騎士は乗馬の初心者という状態。それはそんなにまずいことなのでしょうか。答えはイエスです。とにかく子どもや若者がスクリーンを見ている時間の長さを考えると非常にまずいです。

・スクリーンタイムは1日1時間程度にとどめておかねばなりません。

・SNSをよく使う女子ほど幸福感が下がっていました。「使う時間」に関係があった
・私達は近くにスマホがあるだけでリラックスできない
・スマホで、氣を散らされるのに慣れるほど、小さな情報でも集中力が切れ、大きな情報を理解するのも苦手になる

・歴史上、人間の行動がこれほど短期間で変わったことはありません。何か影響は生じないでしょうか。未知の時代を生きる私達は、自分達をとんでもない危険にさらしているのかもしれません



「家庭教育の心得21 母親のための人間学」 森 信三著

 家庭教育について最も憂慮に堪えないのは、テレビ問題。
番組内容から受ける子への「心の公害」に至っては、戦慄を禁じえない。テレビのために子ども達はますます読書の習慣から縁遠い人間にされている。
読書は積極的な集中力を必要とするものですが、テレビは受動的消極的で何らの努力もしないふぬけ人間に子ども達を変えてしまう、実に恐るべき悪魔の魔術の現代版。テレビこそは、家庭学習を妨げつつある最大最強敵。教育上最大の公害=テレビ公害

テレビ対策5か条をどこまで守れるかが、その子の一生の運命の分かれ道となる
①幼児にはテレビには絶対に近づけない
②子どもは見るとしてもテレビ30分を厳守
③宿題がすむまでは絶対に見ない
④チャンネルは祖父母、父親の選択を第一に
⑤テレビは応接間か祖父母・親の部屋に
週に1日テレビ断食。五箇条を守れるかどうか、子の一生の運命の分かれ道



「ザ・父親学」 向山洋一・恵理子著

「続けて出来ない」子どもの顕著な指標になるのは、テレビを視聴する時間が長いということ。長過ぎるのは、「家庭教育が不十分であった」「家庭内のルールが作用していない」「子どもが自由勝手である」ということの一つの表れ。
テレビ視聴時間が長いということは、それ自体が害しかもたらさないのだが、それ以外に家庭教育の不十分さをも示している。家庭内でテレビを見るルールがなかったり、あってもそれが生きていなかったりするわけである。テレビを見るルールがないということは、他の面のルールも弱いと推定される。

①忘れ物が多い子は、テレビ視聴時間も長い。
②テレビを長く見ることは害があり、その害は見た時間の二乗に比例する。
1日に1時間=マイナス1、2時間=マイナス4、3時間=マイナス9
③小学生でテレビ(スクリーン)を見る限度は1日に1.5時間位まで
乳児の時、テレビをつけた部屋で育てると、人との交信ができにくい子になる。テレビ長時間の害は軽視されている。

成績の良い子は、①テレビ視聴時間が短い、②家の手伝いをしている 成績が悪い子はその逆
家の中に家庭教育の基本方針があり、自分のことは自分でやるように育てられていることが大切

問題なのは、「親子の会話の時間がとれるのにもかかわらず、テレビなどでその時間を奪われてしまっている家庭」
ルールが家庭で決められていて、コントロールされているかどうかが、長い間に学業にまで影響を与えている
テレビは禁止というより、見ないほうが良い。

娘・向山恵理子さん
テレビについてはルールがあって、視聴時間は1日1時間で19時台まで。



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