「これからの子育て」松咲紀子著

2025-01-06 | ほさか式幸せ生活

以前からお世話になっている知人の松咲紀子さんが、「これからの子育て」を出版されました。
ご紹介しようと思った理由は、題名は「子育て」となっていますが、生き方や考え方についても参考になることが書かれているからです。重要・素晴らしいと思ったところをご紹介します。



「昔から子育ては、複数の大人の手で担ってきたもの。母親一人で育てるというのは、歴史上でも初めての状態」
→その通りで、今は異常な状態だと思います。3世代同居、近所・地域の大人も一緒に育て、見守っていくことが、子どもの健全な成長や母親に負担が大きくなりすぎないために、大切なことではないでしょうか。

「相手にイラ立ったり、批判したくなっているとき、相手が悪いと考えがち。でも現象は自分の心の中を反映している鏡なので、自分のこと。~中略~ 「こんなもの持ってるゾー」と露わにするのが結婚した相手」
「パートナーにイラ立っている自分に気づいたら、自分に向き合う必要があるとき」

「「ありがとう」を言ってほしいという気持ちが湧いたら、”自分の中にありがとうが足りない”ということ」

「私の心の中で起こっていたことは私自身に対する非難。正直に生きていない、噓つきだと自分を批判していたのです。そのときはまったくわからず、夫のここがいけないのだと悪いところばかりを見つけていました。原因は相手の中にあると思いこんでいたので、そこを改善すれば良いのだと考えていたのです。相手に文句を言っているうちは、真実は何もわかりません。イラ立ちも虚しさも、悲しみも、みんな自分の心の中で起こっていることだからです」
→「イラ立ちも虚しさも、悲しみも、みんな自分の心の中で起こっていること
とても重要ですね。

「人間の脳には、ネガティブをクローズアップして記憶するという防衛本能がある。愛された記憶を見えない所まで押しやり、もうネガティブなことしかなかったように、大きく事実が塗り替えられる」
→一部分の問題で多くの良かった部分はなかったかように他人や組織を否定する人がいましたが、理由がわかりました。こういう脳の特性があるのですね。

「出来事自体に良い悪いはなく、持っている感情が自分を苦しめている」
→どう受けとめるか。解釈力のことですね。

「全部自分の中で起きているという真実を知る」
→すべては自分次第ということ。

「相手の言動がイヤだと感じたら、それはすべて自分の心にあるものだと認めることから始めます。そして、受け入れ、感謝とともに手放す」

「コミュニケーションの原則
”自分を理解した分だけ相手を理解できる”
”自分を受け入れられた分だけ相手を受け入れられる”
自分のことを知らないままでは、他の人と良いコミュニケーションが取れない」



以上のように、素晴らしいことがたくさん書かれています。

以前ご紹介した、ほんもの寺子屋で定めている十五訓。
その中に「人のせいにしない」があります。まさに、そのこと=「すべて自分次第」が具体的に書かれていました。
幸せに生きていく上で、とても大切なことだと思います。
素晴らしい本に出逢えて、学ばせていただきました。松咲さん、ありがとうございました。


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